「一見毒々しく奇妙だけれど、ポップで温かい」。沖賢一氏の描く人物は本人を表していると思う。

パハプスでは2回目となる今回の個展。誰も読めなかったであろう通称オキフォントで書かれた展示タイトル『The kids are alright』は、「子供たちは問題ないぜ！」というような意味なのだけれど、昨年子供が生まれた沖氏を見ていて自然とこのタイトルが浮かんだ。
このタイトルを「沖賢一がいれば（氏のアートがあれば）未来は楽しく明るいぜ！」という風に解釈すると、部屋に沖氏のアートがあったら憂鬱な会社に行くのも絶対ハッピーになるし、学校に沖氏のアートTシャツを着て行ったら大人気に違いない！
アートは大人だけのものじゃないし、もちろん子供だけのものでもない。とにかく「沖賢一がいれば、未来は明るい！」そう思わせてくれる作品群をぜひ見ていただきたい。

今回は平面作品以外に立体のフィギュア制作にも挑んでいる。また初のコラボとなるアパレルブランド『HOWTOWORK BETTER』とのアイテムも要注意だ！