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#perhapsmizugae #パハプス
2019.4.13sat -2019.4.29mon

Eri Tsutsumy Drawing Exhibition 『Garden of Lights』

Eri Tsutsumy Drawing Exhibition 『Garden of Lights』

Eri Tsutsumy Drawing Exhibition   『Garden of Lights』 Eri Tsutsumy Drawing Exhibition   『Garden of Lights』

4月の暖かくなる頃に、福岡を中心に活動しているアーティストEri Tsutsumyさんの山野草や花など春の風景をモチーフにした、ドローイングを中心とした作品展を企画しています。

初めてEriTsutsumyさんを知ったのは6年くらい前だったか、その時見た絵には、どこか影のあるミステリアスな印象を受けました。しばらく住んでいたスイスという土地のさらに片田舎での暮らしがそうさせたのか?と勝手に想像していたのだけど、後から話を聞くと、やはり、異国の地に暮らし感じた孤独感が作風に影響していたらしく、また、マーガレットという空想上の老婆の生活を描いたシリーズにはその頃の心境が見て取れます。

近頃は、モチーフを探すのはもっぱら自宅のアトリエから車で一時間ほど走らせた山の中腹にある祖父母の家、とその周り。
今年の2月、例年になく暖かいその景色の中を一緒に歩きました。祖父が亡くなり彼女が「光の庭」と表現したその場所には、花びらや葉の曲線や枝のうねりが目に入り、なるほど、Eriさんの視点とドローイングがリンクしていました。それらをモチーフにしたドローイングからは、彼女に最初に感じた「影」や「ミステリアス」な部分は感じられず、春の風のようなポンポンと軽やかでしっとりとした印象を受けました。

Eriさんの制作の工程は少し変わっています。まずキャンバスにドイツ語で言葉を書く。適当に筆を走らせドローイングし、その中から形を探って具象化していくという手法だそう。今回はその具象化する手前の部分を発表して頂きます。ある意味未完成な部分をさらけ出す、少し恥ずかしく照れくさい行為。
抽象と具象のプロセスが逆行したような、興味深い展示になりそうです。

Eri Tsutsumy Drawing Exhibition 『Garden of Lights』

期間 2019年4月13日(土)– 29日(月・祝)
時間 11:00 – 19:00
場所 PERHAPS 〒840-0054 佐賀県佐賀市水ヶ江1-2-16 MAP
定休日 水・木曜日

Eri Tsutsumy

福岡出身の画家・アーティスト。
2004年 福岡デザイン専門学校卒業。
2007年〜2012年 スイスに住む。現地のグループ展の参加や個展を開催。
2012年に日本へ帰国。
現在は東京・福岡を中心に活動中。
油絵の具、アクリル絵の具、テンペラ、コラージュ等の 多様な画材で具象から抽象、即興ドローイグを制作。 近年はインスタレーションにも挑戦している。