佐賀大学の芸術地域デザイン学部の学生、馬渡理央さんの音のインスタレーション作品の展示が始まります。パハプスでは珍しい（というか初めての）音のインスタレーション作品。どんな一週間になるのか今から楽しみです。

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人は複雑な感情を持っており、その中には既存の言語では表せない想いもあります。そのとき、我々は声の調子でその想いを伝えようとします。例えば、なにかを発見したときの「あっ」だったり、初めは分からなかったけれど途中で理解して納得したときに出る「あ～」だったり、文字として書きおこすと「あ」という一つの文字であるのに、声を発する人やその人の置かれている状況によって「あ」は無数の広がりをみせます。

本作品では、文字に書きおこすと「あ」・「え」・「ん」となる音声を収集しました。文字は同じだけれど、そこには確かに差異があります。視覚的要素によらない、音声のインスタレーション作品です。